換気の効果や方法、24時間換気システムをご紹介

コロナ禍において「3つの密(密閉・密集・密接)」を避けるため、換気の重要性が注目されるようになりました。とはいえ、防犯や冬の寒さなどの観点から考えると、1日中窓を開け放っておくことは現実的ではありません。そこで注目したいのが、住宅の換気システム。今回は換気の種類や方法、換気システムについてご紹介します。

●換気にはどんな効果がある?

まずは換気の種類について確認しましょう。

感染症対策

閉めきった屋内では、空気中のウイルスや細菌、汚染物質などが留まり続けることにより、それらが増殖するリスクがあります。そのため、換気によって汚れた空気を屋外に排出し、新鮮で綺麗な空気を取り込むことで、汚染物質のない環境が保たれ、新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症を予防する効果があります。

結露の発生やカビ、ダニの繁殖を抑制

結露が起きるのは、ガラスと室内の温度差で、水蒸気が液体となってしまうことが原因。窓際に発生した結露のまわりは多湿な状態になっているため、放置しておくとカビやダニが発生してしまいます。これらは、ホコリや汚れを栄養源にして増殖しますし、カビの胞子やダニの死骸、フンは、ぜんそくやアトピーなどのアレルギーを引き起こす恐れも。換気を行うことで水分を含んだ空気を新鮮な空気と入れ替えて、カビやダニの繁殖を抑制しましょう。

●家の換気方法は「自然換気」と「機械換気」の2パターン

換気方法の種類を大きく分けると「自然換気」と「機械換気」の2種類。それぞれの違いについてご紹介します。

自然換気

自然換気とは動力を使うことなく、外からの風や空気の温度差を利用して窓を開けて換気する方法です。
暖かい空気は密度が小さいので上昇し、冷たい空気は密度が高いので下へ集まって低い気圧の方へ、つまり暖かい所へ移動します。それを利用して、床に近い場所と天井に近い場所に換気窓を設置し、冷たい空気を中に入れ、部屋で暖められた空気を排出します。

機械換気

動力を使った換気を「機械換気」といいます。換気をする範囲の分類として「局所換気」と「全体換気」があります。

全体換気とは、24時間窓を開けずとも吸気口から外の空気が入ってきて、排気口から出ていくことで、家全体を換気する方法です。代表的なものが時間機械換気で、建築基準法では、住宅内の空気が2時間ですべて入れ替えることができる性能の換気システムが求められます。

対して局所換気とは、キッチン、浴室、トイレなどのように熱、湿気、臭いなどが多く発生する場所をピンポイントで換気する方法。キッチンのレンジフードファンやトイレの換気扇などは局所換気といえます。局所換気と全体換気を使い分けて、家全体の換気を行うことが大切です。

●24時間換気システムの種類と特徴

24時間換気システムは第一種換気方式、第二種換気方式、第三種換気方式の3つに分類されます。それぞれの特徴とメリット、デメリットについてご紹介します。

第一種換気方式

入口の給気口・出口の排気口にファンなどの機械換気装置をつける換気方式で、主に住宅で使われています。機械のファンを使い空気の出し入れを行うため、3種類の中で最も効率良く換気が可能なうえ、熱交換器を使うと、冬は暖かい空気を、夏は涼しい空気を取り込めます。ただ、吸気口と排気口の両方に機械を設置する必要があるため、他の換気方式に比べ費用が発生してしまいます。

第二種換気方式

第二種換気方式は、室外の空気をファンなどの換気機器を使って強制的に取り込み、室内に設置した排気口から空気を押し出すように排出して、室内の気圧が外気より上がる正圧方式を使った換気方式。送風部以外から空気上の有害物質の侵入を防ぐため、清潔な空気を保つ必要のある精密機器を扱う工場や病院などのクリーンルームなどで使用されることが多いです。その代わり、室内で発生した湿気が壁の中に侵入しやすくなり、結露を起こす可能性が高くなります。

第三種換気方式

第三種換気方式とは、第二種種換気方式の逆で、入口の給気口は自然に入り、出口の排気口にファンなどの機械換気装置を取り付けて排出し、室内の気圧は外気より下がる負圧方式を使った換気方式で、こちらも住宅で使用されることが多いです。排気口のみの設置で済むため、第一種換気方法に比べ、初期費用を抑えられるところがポイント。ただ、給気口や隙間から外気が入り込むことで空調負荷がかかるため、電気・ガス・燃料費がかさみますし、寒さや暑さのために換気扇を止めてしまい、空気が汚れてしまうことも考えられます。

以上から、住宅に設置するには、予算に余裕がある場合は第一種換気方式、そうでなければ第三種換気方式が良いと言えるでしょう。

●イシンホームの「Eco-i熱交換システム」で、快適な住環境を!

イシンホームの「Eco-i熱交換システム」という第一種換気方式を使用したシステムは、効率的な換気と快適な住環境が整う次世代の換気システムです。

どのような仕組みなのか、詳しくご紹介しましょう。

  1. PM2.5を約98%、花粉を約99.8%除去、ウイルスに汚染された粉塵やホコリも除去してくれる「アレルノンフィルター」を採用した吸気口から綺麗な空気だけを家に取り込みます。
  2. 熱交換率93%の全熱交換機で、冬は冷たい空気を暖かな空気に変換して室内へ送ります。
  3. 換気の過程で「プラズマフレッシュ」で汚れを分解し、衣服などに付着したウイルスは「エコアイマジック」により除菌抑制します。
  4. 室内の汚れた空気とちり、アレルゲンを床下の排気口から外へ排出します。

効率的に換気ができることに加え、安心で安全な快適な住空間のための換気システムであるイシンホームの「Eco-i熱交換システム」。年中心地よい室温をキープしながら、綺麗な空気でウイルスやアレルギー対策もできる、おすすめの換気システムです。イシンホームは小さなお子様から大人まで、家族全員が安心して暮らせる住まいをご提案します。気になった方はどうぞお気軽にご相談ください。

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本社(総合戦略本部)

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