注文住宅を建てるときの節電のポイント

近年続いている電気代の値上げ。いつまで続くのか不安になってしまいますよね。そこで今回は、電気代が上がる理由やそれに対応節電方法、省エネを考えるうえで家を建てる際に気を付けるポイントについて解説します。

●なぜ電気代は高騰するの?

ここ数年の電気代高騰の理由は個々の電気の使い方ではなく、社会情勢によるものが大きいと考えられます。

●電気代が上がる理由や背景

では、なぜ電気代はなぜ高騰するのでしょうか。その背景について解説します。

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスの影響によって世界的に経済活動が停滞し、需要が激減した石炭や石油、天然ガスなどの化石燃料の価格は、一時的に下落しました。その後、徐々に経済活動は回復しましたが、今度は、世界的な化石燃料の需要増加に対して、供給が追いつかない状況に。その結果、化石燃料の価格が高騰し、電気料金の値上がりにつながりました。

ウクライナ情勢

ロシア軍がウクライナへの軍事侵攻を開始したことで、EUやアメリカなどはロシアに対してさまざまな経済制裁を行っています。ロシアは化石燃料の輸出額が世界上位であるため、その輸出が制限されたことで価格は高騰。発電コストの上昇を引き起こし、電気料金の値上がりにつながっています。

円安

円安が急激に進んだことによって、さらに化石燃料の輸入価格も上昇。電気代が高騰する結果となりました。

脱炭素社会

世界的に脱炭素社会を目指す流れを受け、日本でも2012年に「固定価格買い取り制度(FIT制度)」がスタート。これは、太陽光発電、風力発電、水力発電、地熱発電、バイオマス発電などの再生可能エネルギーによる発電を促進する目的で、電力会社などが一定期間・固定価格で買い取ることを義務付けたものです。この費用は、電力会社の利用者に毎月の電気料金と併せて請求されていて、その金額は導入以降、毎年上昇し続けています。

燃料費調整額の上昇

発電に必要な燃料コストを電気料金に反映したものが「燃料費調整額」です。これは、燃料コストに応じて変動します。先述の通り燃料価格は高騰していることから、燃料費調整額が上昇してしまっています。

●電気代が高騰する中、オール電化は節約にならない?

家づくりの際、オール電化にするか電気とガスを併用するか、悩みますよね。電気代が高騰している今、オール電化は節約にならないと考える人は多いのではないでしょうか。詳しく説明します。

家庭の環境次第では、ガスよりもオール電化にした方が節約につながる

基本料金に焦点を当てると、オール電化では電気代のみ、電気とガスを併用すると、その両方に発生します。

ただ、昨今の電気料金の高騰により、電気はガスに比べて割高になることがあります。もし太陽光発電を導入していれば、発電した電気を使用することができるため、天候次第では電気代を減らすことができるでしょう。

また、プロパンガスを使用している世帯は、都市ガスよりも料金が高いことが多いです。家族構成やライフスタイル、居住エリアに合わせて、どちらを選ぶか検討するといいでしょう。

●注文住宅を建てる際に検討すべき節電方法

電気代は今後もが上がっていく可能性があるため、いかに節電をしていくかが大切です。注文住宅を建てる際に考えておきたいポイントを紹介します。

家電を買い替える

古い家電製品は効率が悪くなっていて、余計に電気代がかかっていることもあります。もし古くなっている場合は新しく買い替えるのも有効です。主な家電製品について、10年前と比べて年間電気代がどれだけ変わっているのか紹介します。

〈10年前との比較〉

・冷蔵庫(定格内容積401L~450Lの比較) 

年間電気代 約5300円~約7160円お得(約39%~約46%省エネ) 

・テレビ(40V型液晶)

 年間電気代 約1890円お得(約42%省エネ)

・エアコン(10畳タイプ)

 年間電気代 約2850円お得(約10%省エネ)

家電の使い方を見直す

節電のためには、家電の使い方を見直すことも重要です。主な家電の省エネ利用法を紹介します。

冷蔵庫は、冷蔵室に食品を詰め込まず、反対に冷凍室には食品を隙間なく入れることが重要とされています。テレビについては、見ていない時に消すことはもちろん、画面の輝度を減らしましょう。エアコンは、夏の冷房時の室温は28℃を目安に、冬の暖房時の室温は20℃を目安に設定することを心掛け、フィルターを月に1回程度清掃することが大切です。

照明をLEDにする

白熱電球からLEDランプに交換するだけで、年間の電気代は約2880円と大幅ダウン。また、光源寿命も長いため、交換の手間が省けます。

断熱性・気密性を高める(家・窓など)

高断熱・高気密住宅は熱の流入・流出を防ぐため、冷暖房にかかるエネルギーを大幅に削減し、節電につながります。ポイントとなるのは、断熱材と窓の選び方。断熱材は、外の気温が室内に影響するのを防ぎます。たくさんの種類があるため、それぞれの特徴を知って、自分に合った断熱材を選びましょう。

窓は、住宅の構造の中でも熱が出入りしやすい場所。ガラスに断熱性能の高い「Low-Eガラス」を選んだり、「オール樹脂サッシ」などを付けたりすると節電効果が期待できます。また、空気は暖かいものが上に、冷たいものは下に流れていくことを踏まえたうえで窓を設置すると、効率的な換気が可能になり、快適に過ごせます。

断熱・気密の補強改修は手間や費用がかかるため、新築設計段階で十分な計画をしておきましょう。

電力会社の切り替えを検討する

2016年の電力自由化によって、自由に電力会社を選んで契約することができるようになりました。よって現在、さまざまな料金メニューやサービスが登場しています。セット割引やポイントサービス、時間帯別の電気料金設定など、自分のライフスタイルに合わせたプランを賢く選ぶことによって、うまく電気代を抑えられます。

太陽光パネルや蓄電池の設置

太陽光発電を導入すれば、電気代を節約できる上、余った電気は電力会社に売電もできるため、節約につながります。ただ、天候や季節によって日照時間が少ない場合や夜間は電力会社から電気を購入することになります。

そこで推奨されているのは、蓄電池を併せて導入すること。昼間に発電した電気を、夜間や悪天候時に使うことができます。しかし、太陽光発電や蓄電池の設置費用は安くないため、トータルのコストと、削減した電気代、売電収入などをよく検討する必要があります。

●イシンホームの太陽光発電や蓄電池で、電気代高騰に負けない暮らしを!

イシンホームには、「一生、電気もガスもガソリン代もほとんど払わない家」をコンセプトにした「未来ゼロエネ住宅X-ZEGA」があります。世界最高水準の高性能太陽光発電システムと大容量のテスラ製蓄電池、熱回収率93%の24時間換気システム、高気密・高断熱設備、EV車対応設備まで標準装備。光熱費0円も実現可能です。

さらに、工事費を除いた初期費用が0円で太陽光発電を設置できる「ZERO SECH」もおすすめ。10年間のリース契約で、毎月の売電収入からリース料を支払い、10年後からはすべての売電収入を手にすることができます。気になる方は、お気軽にお問い合わせください。

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本社(総合戦略本部)

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