コロナ禍を契機に、リモートワークを導入する企業は増加。働き方改革や業務の効率化にも効果が期待されており、今後ますます取り入れる企業が増えるのではないかと考えられます。そこで必要になってくるのが、自宅で仕事をするためのスペース。仕事に集中できるように、快適な環境を整えたいですよね。
そこで今回は、リモートワークとプライベートをともに充実させられる家造りのポイントや、おすすめの間取りなどについて紹介します。
自宅でリモートワークを行う人は多い
国土交通省から発表された「令和3年度テレワーク人口実態調査」によると、雇用型テレワーカーで今後もテレワークの継続意向がある人の約84%が、テレワークを実施したい場所として「自宅」と回答しています。最近はリモートワークが行えるカフェやレンタルスペースなどもありますが、なるべく自宅で仕事をしたいというニーズが圧倒的に高いようです。
また、株式会社ビズヒッツが実施した「リモートワークをしている場所に関する意識調査」では、「自宅のどこで仕事をしている?」という問いに対する回答の1位が「リビング」でした。続く2位は「寝室・自室」、3位は「仕事部屋・書斎」という結果に。仕事専用のワークスペースを理想とする声も多く、家で快適にリモートワークをしたい人が多いことが分かります。
しかし、いくら自宅でリモートワークがしたくても、家に適切な場所がなければ集中して仕事ができませんよね。自宅で快適にリモートワークを行うためには、どんな点に考慮した空間づくりが求められるのでしょうか。
国土交通省から発表された「令和3年度テレワーク人口実態調査」によると、雇用型テレワーカーで今後もテレワークの継続意向がある人の約84%が、テレワークを実施したい場所として「自宅」と回答しています。最近はリモートワークが行えるカフェやレンタルスペースなどもありますが、なるべく自宅で仕事をしたいというニーズが圧倒的に高いようです。
また、株式会社ビズヒッツが実施した「リモートワークをしている場所に関する意識調査」では、「自宅のどこで仕事をしている?」という問いに対する回答の1位が「リビング」でした。続く2位は「寝室・自室」、3位は「仕事部屋・書斎」という結果に。仕事専用のワークスペースを理想とする声も多く、家で快適にリモートワークをしたい人が多いことが分かります。
しかし、いくら自宅でリモートワークがしたくても、家に適切な場所がなければ集中して仕事ができませんよね。自宅で快適にリモートワークを行うためには、どんな点に考慮した空間づくりが求められるのでしょうか
<参考資料>
国土交通省「令和3年度テレワーク人口実態調査」
https://www.mlit.go.jp/toshi/daisei/content/001471979.pdf
リモートワークに便利な間取りをつくるポイント
実際にリモートワークに便利な間取りをつくるためには、次のポイントに注意することが大切です。
●集中しやすい環境を考える
自宅にワークスペースを造る際、まずは自分のライフスタイルと仕事に集中しやすい環境について考えることが大切です。例えば、仕事に加えて家事や育児もこなしたい場合は、リビングの周辺にワークスペースがあると便利。ちょっとした空き時間に家事をこなしたり、子どもが宿題をしている間に仕事をしたりできます。また、キッチンが近いので仕事中に飲むお茶やコーヒーを作るのにも便利ですよ。
一方で、静かな環境で仕事に長時間集中したい場合は、リビングや子ども部屋から離れた、音の影響を受けにくい場所にワークスペースを設けるのがおすすめです。
●日当たり(採光)を考慮する
窓が小さく圧迫感のある部屋や、日当たりの悪い薄暗い部屋で仕事を行うと、どうしても気分は上がりません。圧迫感を感じる状態が長く続くと、疲れが蓄積されて集中力の低下に繋がる可能性もあるでしょう。
そのため、ワークスペースには採光を考慮することも大切です。明るい光が降り注ぐ開放的な空間であれば、仕事にも集中しやすいでしょう。
リモートワークにおすすめの間取り
それでは、当社が手掛けたワークスペースの実例を交えて、リモートワークにおすすめの間取りとその特徴を紹介します。
●リビング横
リビングの一角を利用したワークスペースです。リビングの広い空間と明るい採光によって開放感が得られます。おしゃれなデザインの造り付けデスクなら、スタイリッシュなリビングにも馴染みますよ。
●階段下
デッドスペースになってしまいがちな階段下を利用したワークスペースもおすすめです。隙間時間に家事をこなしたい人はもちろん、子どもの勉強スペースとしても使いたい人にぴったりでしょう。
●寝室の横
静かな環境で仕事をしたい人には、昼間はあまり使わない主寝室の一角にワークスペースを造るのもおすすめです。大きめの窓を設ければ、明るく開放的なワークスペースが造れますよ。仕事以外に趣味や就寝前の読書を楽しむ場所としても活用できます。
●半個室
仕事とプライベートのオン・オフをしっかり切り替えたい人や、リモート会議を頻繁に行う人には半個室のワークスペースがおすすめです。プライベートの生活空間とある程度区切られているので、仕事に集中しやすいでしょう。リモート会議時に、生活感のあるリビングやベッドが写り込む心配もありません。
また、完全個室のような圧迫感を感じにくく、省スペースに設けられるのもポイントです。
●一部屋まるまる、完全個室
誰にも邪魔されず仕事をしたい人や、仕事上のセキュリティ面を重視したい人には完全な個室を造る方法もあります。個室であれば、生活と仕事のスペースを完全に分けられるため、仕事をするためだけの環境を整えられます。また、リモート会議や仕事の電話を家族に聞かれる心配がなく、セキュリティ性が高いのも魅力です。
間取りを検討する際に確認したいこと
せっかくワークスペースを造っても、使い勝手が悪いと結局リビングで仕事をする…なんてことになりかねません。そんな失敗をしないように、ワークスペースを造る前に注意しておくべきポイントを紹介します。
●オン・オフの切り替えがしやすい環境にする
自宅で仕事を行うと、なかなか気持ちが切り替わらないことがよくあります。特にリビングや寝室など、プライベートの時間を過ごす空間にワークスペースを造る時には、気持ちのオン・オフが切り替えやすい空間づくりを意識することが大切です。
また、リラックスできるような畳スペースのほか、軽い運動ができるおもしろBOXや、日光浴ができるウッドデッキなどの空間があると、リフレッシュしやすいでしょう。
●防音性の高い壁材・床材を使う
仕事をする際に静かな環境で集中したいという人は多いと思います。また、リモート会議や電話の内容を他の家族に聞かれるのも嫌ですよね。そうした音漏れを抑えるためには、防音性の高い壁材や床材を使うのがおすすめ。当社では防音効果と保温効果に優れた「吹き付け断熱材」によって、そうした音漏れを抑えることが可能です。
●電源や通信環境の確保
リモートワークにはパソコンやスマートフォンをはじめとしたデバイスと、通信環境が必須です。そうした機器を繋ぐ電源はもちろん、電話やリモート会議の時に通信トラブルが起きないように通信環境もしっかり整えておきましょう。
●テレワーク以外の使い方も想定しておく
住宅にワークスペースを設ける際、ワークスペースとして使わなくなった時の活用法も考えておくことが大切です。というのも、転職や退職によってリモートワークをしなくなった場合に、せっかく造ったスペースが無駄になってしまう可能性があるからです。家事や読書、趣味を行う場所としても使えるように、しっかりとライフプランを立てた上で最適なワークスペースを造ってくださいね。
今はリモートワークと無縁な人も、今後さまざまな仕事がデジタル化されていくなかで、将来的にリモートワークをする機会が訪れるかもしれません。いざという時に「家に仕事をする場所がない」と困らないように、複数の活用方法があるワークスペースの導入を検討してみても良いかもしれません。例えば、アイロン台や子どもの勉強机、自分の趣味を楽しむ場所などとしても利用できれば、無駄にはならないと思いますよ。