停電しない家づくりを!自家発電システムのメリット・デメリットや、気を付けておきたいポイントを紹介

今や電気は私たちの生活に欠かせないもの。もしも災害などで突然停電になったら、さまざまなところで不便や不安を感じざるを得ないでしょう。そこで、注目され始めたのが、自家発電システムを導入した「停電しない家づくり」。電気を自給自足することで、停電時でも電気が使えて安心です。今回は、自家発電システムのメリットやデメリット、導入時に気をつけるべきポイントなどについて解説します。

頻発する自然災害によって、停電が生じている

近年、日本各地で地震や台風といった災害が相次ぎ、停電によって長時間不便な生活を強いられる事態が発生しています。照明や家電が使えないだけでなく、スマートフォンの充電ができず、家族と連絡がとれない、必要な情報を得られないなど、停電が私たちの暮らしに与える影響はとても大きなものです。

2018年9月の北海道胆振東部地震では、北海道全域で停電が発生

2018年9月6日未明、北海道胆振東部を最大震度7の地震が襲いました。これによって、北海道エリア全域に及ぶ大規模停電・ブラックアウトが発生し、最大約295万戸が停電しました。全道での停電は約11時間続き、約30時間後に全道の5割で停電が解消。そして、停電から約64時間後、ようやく北海道電力による復旧宣言が行われました。ただし、停電が完全に解消したのは10月5日と、発生から一ヶ月近く経っていることがわかります。

2019年9月の台風15号によって、関東エリアが停電

2019年9月9日未明、千葉市に上陸した台風15号によって、関東全域で最大93万件の停電が発生。東京、神奈川、埼玉、茨城、 栃木、静岡の各都県では、9月11日までに概ね停電が復旧しましたが、千葉県内では送配電設備の被害が大きく、復旧作業に2週間以上の時間を要しました。

いつ起こるかわからない災害や停電のために、備えが必要

災害や停電はいつ起こるか分からないため、普段から準備をしておくことが大切。防災グッズや食料のほか、太陽光発電や蓄電池などを備えておくと安心です。

停電によって生じる危険性とは?

突然停電になると、どのようなことに困るのでしょうか。詳しく解説します。

冷蔵庫の電源が入らず、食品が腐敗してしまう

電源が落ちた後、冷蔵庫内の保冷機能が持続するのは最大3時間程度。停電が長引いた場合、食品が腐敗してしまい、廃棄することになってしまいます。

作業中のデータが消えてしまうおそれがある

デスクトップのパソコンを使っているときに停電になってしまうと、作業途中でまだ保存していないデータなどが消えてしまう可能性があります。

通電火災が起こる可能性がある

通電火災とは、停電の後、電気が復旧することによって起きる火災のこと。その主な原因は、電気コードの損傷や家電の水没、アイロンなど熱を発生する家電に燃えやすいものが接触していたことなどです。

●停電に強い家にするために、自家発電システムを導入しよう

いつ起こるか、また、いつ復旧するかわからない停電に備えて、自家発電システムを導入しておきましょう。

自家発電システムを導入すると、災害時にも電気を使用できる

自家発電システムを導入する最大のメリットは、災害などで停電になった場合でも電気を使用できること。大きな災害になると、復旧するまでに時間がかかる場合もあるため、備えておくと安心です。

イシンホームでは、太陽光パネルと蓄電池システムの併用をおすすめ

太陽光パネルと蓄電池システムの併用にはどのようなメリットやデメリットがあるのか解説します。

<メリット>

太陽光パネルで発電し、蓄電池に貯めておくことが可能

太陽光発電と蓄電池を併用すると、太陽光発電でつくった電気を蓄電池に貯めておけるようになります。その電気は、必要に応じて使うことが可能。万が一、災害などによって停電が起こったとしても、昼間は太陽光から、夜は蓄電池から電気を供給することができるため安心です。

<デメリット>

初期費用やランニングコストが発生する

太陽光発電と蓄電池は、設備の普及や量産体制の確立などで年々安くなっているとされていますが、やはり気軽に購入できる金額ではありません。さらに、定期的なメンテナンスや部品交換など、設置後も維持管理にコストがかかります。

自家発電システムを導入する際、気を付けておきたいポイント

設置スペースを確保する

蓄電池は、屋内に置くタイプと屋外に置くタイプがありますが、いずれも設置やメンテナンスのしやすさも考慮して、ある程度広いスペースを確保しなければいけません。屋外に蓄電池を設置する場合は、直射日光が当たらず湿気の少ない場所を選びましょう。

蓄電池の容量が大きいものを設置する

4人家族の場合、夕方に帰宅してから寝るまでに使う電気は5~7kw。そのため、容量が小さい蓄電池の場合、貯めていた電気をすぐに消耗してしまうおそれがあります。ご家庭の状況を踏まえて、どのくらいの容量の蓄電池を設置すべきか検討しましょう。

補助金を申請する

太陽光発電システムや蓄電池の導入にあたっては、補助金が受けられる可能性があります。例えば、国の補助金制度である「ZEH支援事業」は、家庭で使用するエネルギーよりも、太陽光発電などで創るエネルギーを大きくすることで、1年間で消費するエネルギーの量を実質的にゼロ以下にする家「ZEH」が対象です。また、自治体によっては、補助金制度を独自に設けている場合があります。住んでいる地域に確認してみましょう。

●イシンホームのX-ZEGAであれば、災害時でも電気が使えて安心!

イシンホームの「X-ZEGA」は、優れた創エネ・蓄エネ・省エネとEV車対応設備を標準装備。災害時に停電が発生しても、大型ソーラーと13.5kWhと大容量の蓄電池で、冷蔵庫やエアコンなど家中の電化製品が普段通り使えるため、避難所ではなく自宅で過ごすことが可能です。さらに、EV車であれば自宅で充電できるため便利。ちなみに、蓄電池は世界的に有名なEVブランドであるテスラが開発したものですよ。気になる方は、お気軽にお問い合わせください。

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運営会社

株式会社イシン住宅研究所(イシンホーム)

イシンホーム住宅研究会は家造りを天職とする日本全国約180店が参加する真面目な家づくり研究ネットワークです。常に未来を先取りする研究・開発型の企業です。蓄積したノウハウや研究実績を自社のためだけでなく、全国に提供し、喜ばれています。イシンホーム住宅研究会本部は商品開発チームを結成し独自で開発した販売・設計・施工のノウハウを加盟店に提供するとともに、優れた資材を一括購入することで購入にかかるコストを飛躍的に落とし、高品質・高性能な家をお客様に提供できる仕組みになっています。

本社(総合戦略本部)

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